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「エステ 脱毛」検索から読み取る集客の意図

脱毛チェッカー

エステサロンで脱毛施術を検討しようとなったら「エステ 脱毛」「脱毛 エステ」と検索したり、+地域名を加えることは多くの方がしているのではないでしょうか。

では逆にそういったキーワードで表示されたサイトはどのような内容でアピールして集客を図っているのか運営側の視点に立って調査し、どれほどユーザー側に魅力的・有益なアピールしているか、また紛らわしく誇大表現をしていないかなどを今回調べてみました。

上位表示の広告の構成

「脱毛 エステ」のような商業性の強いキーワードで検索をするとまずメインの結果ではなく調べたキーワードに関連した広告が最初に表示されることが多いはずです。サービス利用検討での検索ならそれをクリックする可能性は非常に高く、それ故に有料広告として成り立っているわけです。

ではお金を払ってまで上位表示したいとはどのような構成なのでしょうか。今回はgoogleの検索結果から調べてみました。
2021年11月調査当日の上位の広告たち
1番目:ランキングサイト
2番目:クリニックのサイト(リアラクリニック)
3番目:エステサロンのサイト(キレイモ)
4番目:クリニックのサイト(TCB)

●利用者をエステサロンに送り込むことで利益を得るランキングサイト
今回1番目に表示されていたランキングサイトタイプの多くは利用者がサイトを通じでエステサロンへ予約(来店)することでエステサロン側から報酬を得られる「アフィリエイト」と呼ばれるもので利益を上げ運営をしているものが多いです。

メリットとして「料金など複数の主要な特徴を簡潔に見比べることができる」点に対してデメリットでは「報酬が高いところを上位にしている可能性」「アフィリエイトをやっていないところは候補にも入らない可能性」など偏った情報で構成される可能性もゼロではないといった懸念がされます。

今回はオリコンが運営する脱毛ランキングサイトを見かけたわけですがサンプル3468人のうち規定人数100人以上で対象15社(TBC、エピレ、キレイモ、銀座カラー、恋肌、ササラ、シースリー、ジェイエステティック、ストラッシュ、脱毛ラボ、ビー・エスコート、ミュゼプラチナム、ラココ、リンリン、、レイビス)をランニング化したものとなっています。

総合ランキングのほか、予約の取りやすさ、コストパフォーマンス、施術担当者のスキルなど全11項目ごとにランク表示がされる仕組みです。

正直、値段の安さでなくコストパフォーマンスとなっているあたり統一メニューがないこともありそもそもランキング内容の精度が高いものなのかという疑問も人によっては感じるのではないでしょうか。

ただ、「同じ条件なら上位のほうがそりゃ好印象だよね」となるのは不思議でもありません。

一方でランキングサイトもオリコンという大手、調査対象も複数エリアに店舗がある一定規模にある15社の運営会社と小規模・個人運営は無視されている状態であるのも事実です。

最安なんかはむしろ自宅兼事務所で施術も自分で余分な家賃や人件費もない環境のほうが最安になりえる可能性とか全然ありそうです。でもそういったところはネットで十分なアピールをできてもいないのが現実でしょうからランキングサイトであってもすべての情報を網羅できているわけでもないし、むしろ漏れは多いはずなのでそういった点は理解した上で参考にしていくのがランキングサイトの賢い利用法と言えそうです。

●医療脱毛にも目を向けさせたいクリニックサイト
広告の2・4番目に表示されていたのはクリニックで医療機関となります。「エステ 脱毛」意味としては関係はないわけですが脱毛効果ではエステよりも優れた施術なのでニーズによっては医療のほうが良いと思う人は結構いそうです。

実際、脱毛施術に関しては「医療がやっているとは知らなかった」「永久脱毛は医療でないとできない」といった基本情報も知らない状態で調べ始める人も一定数いるようですから存在を知らせるために医療側がエステ関連のキーワードで広告を出すことはユーザー側にもそれなりに存在を知るちゃんと言ってもいいかもしれません。

メリット・デメリットについては後述する自然検索上位のほうでお伝えしています。

●単独のエステサロンによる純粋な広告
今回の広告上位表示では脱毛サロンのお店の広告として3番目のキレイモのみという結果でした。広告用に表示されるページはLP(ランディングページ)と呼ばれ、「検索結果から着地したページ」という意味なんですが広告用のLPは情報を簡潔かつ凝縮まとめた構成が多いのが特徴です。

今回のキレイモの場合だと目立つ要素では「No.1アピール」「安い月額料金」「お得なキャンペーン情報」を冒頭に配置して魅力をアピールしていました。今回はこの三要素がどのようなものか分析してみました。

医師が脱毛効果が高いと思う脱毛サロン1位という評価
医師も効果を認める脱毛サロンなら効果面で安心感はありますよね。でもこの1位の前提は350人の医師が10サロンの中から回答した結果で医療脱毛と比較したわけではありません。「エステで脱毛したい」人には参考になりえますが1番効果の高い脱毛施術をしたい人にとっては誤解を招きかねないアピールと言えそうです。

月額1800円の全身脱毛は安いのか?
広告ページの目立つ表示では全身脱毛月々1800円と非常に安く感じるメニューなのですが注釈には全身脱毛お試しプランの割引適用後の総額81,780円を18回払い(頭金51,780円(税込)、初月支払い金額3,450円(税込))があり、2回目以降の支払いが月々1800円というメニューです。要するにただのローン払いです。

6割以上の支払いはいっぺんに済ませたうえで残り部分の分割払いを大体的なPRをしている金額が魅力的に思えるようなら利用価値は高いと言えるでしょう。個人的にはこのお試しプランが何回なのかも公式では明示がなく不親切には感じました。公式以外のサイトでは4回の記載があるので単価では20445円となります。

キャンペーンPRの詳細
まず来店・購入特典として「両わき脱毛1回無料」「500円クーポン」があります。500円クーポンは物品の販売もしているようで5000円以上の会計の際に使うことができるそうです。

契約特典では「最大2万円OFF」「1000円クーポン」となっています。2万円OFFは当日契約や学割、友達紹介などで適応され、OFF金額も契約コースで異なるようですがこの広告でPRしている全身脱毛お試しプランにどれほど度適応されるかの説明はありませんでした。10000円クーポンのほうは会計1万円以上の時に使用できて500円クーポンとの併用は不可となっています。使用期限も21年11月閲覧時では1月31日までなので期限は最長2か月後っぽいですね。

ぶっちゃけ、本利用の後押し要素にはあまりならないのでは、というのが率直なところです。「キレイモでしたい」という憧れの強い方向けかもしれませんね。

自然検索の上位表示構成

では自然検索=広告ではない純粋な検索結果の上位はどのような構成か見ていきます。
2021年11月調査当日の「脱毛 エステ」自然検索の上位表示のサイトたち
1位:エステ脱毛と医療脱毛の違い( 札幌 さくらビューティークリニック)
2位:医療脱毛とエステ脱毛の違いは?(イデア美容皮膚科クリニック)
3位:医療レーザー脱毛とエステ光脱毛はどっちがいい?(広尾プライム皮膚科)

全てクリニック(医療機関)による医療脱毛とエステ脱毛の違いを解説するページでした。4位も同様で5位にようやくジェイエステティックがエステサロンの店として初めて登場しました。

必ずしも全ての環境で同じ順位表示になることはないのですがgoogleは「エステ 脱毛」というキーワードにおいてはエステが提供するサービス内容よりも医療脱毛との違いを示したほうがユーザーにとって有益性が高いと判断した可能性がうかがえます。

そして検索結果の要因としても権威があるところや信頼性のあるところの発信を評価する傾向も高いのでエステサロンという一般のお店よりも医療という開設までよりハードルが高い施設のほうが評価が高くなりそうという点もありますし効果の面でも「医療脱毛なら永久脱毛ができる」という明確な違いも打ち出せていることからこのような傾向になっているものと思われます。

このような結果からはどちらかというと「初心者の人が調べ始めた」場合の方に最適化されている感じですね。そして当のクリニックのページは効果など医療脱毛がエステ脱毛よりも優れている点を挙げて利用候補をエステからクリニックに変えてもらうことを期待したページ構成と言えるでしょう。

アピール構成としては主にエステより効果が高い点、施術回数が少なくなる点、皮膚トラブル時に治療行為ができる点あたりが共通する構成として多いです。管理人も総合的に見れば医療脱毛のほうが良いだろうとも思っています。

ではエステ脱毛には良いところがないのかというとそうでもないですし、利用者は今もエステ脱毛のほうが多いのだろうとも思います。

まず「効果が高い=痛い可能性も高い」です。誰もが効果は高いほうが良いに決まってますが耐えられないのでは利用自体出来ませんし、麻酔を使ったとしても肌自体が火傷しやすかったら医療脱毛の持つ高出力のメリットが生かせない可能性もあります。実際、国民生活センターの報告ではトラブルに合う傾向は少なくても肌トラブルが重症になる度合いでは医療機関のほうが高いデータなども示されていました。

大多数の人にとっては医療脱毛のほうが効果や効率性の点ではエステ脱毛よりも上位になりえるのでしょうが「単価が安い気軽な点」「例外的に医療脱毛とは相性が悪い人」の利用候補としてはエステ脱毛は十分に価値があるものです。

一方で「利用者は今もエステ脱毛のほうが多い」と前述しましたが効果や効率性で優れる医療脱毛の利用者がそこまで浸透していないというのもいささか変ではありますよね。

これは広告面で医療側は国から表現の制限がかけられているため大々的なPRが出来ないのも要因の一つにはなっていそうです。確かに上記のキレイモのように大げさな表現をされても困りはしますけどね。

とはいえ、エステのほうが引き続き大げさな表現などを続けるようでは利用者側は引き続き混乱する状態ですから一刻も早く適正な表現が浸透することを願いたいものです。

一個人に戻れば他力本願だけなのもいけませんから正しい検索方法と正しい見方をして適切な選択を心掛けたいものですよね。今後はそういった点もコラムなどで紹介できればいいなと思っています。

2021年11月12日公開


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